クアラルンプール滞在のハイライトともいえるのが、マリオット系列のラグジュアリーホテル「Wクアラルンプール(W Kuala Lumpur)」。
市内中心部のど真ん中、ペトロナスツインタワーを目の前に望む圧倒的なロケーションと、遊び心あふれるデザイン、そして「W」らしいスタイリッシュなサービスが魅力のホテルです。
クアラルンプールに行くならこの絶景を楽しみたいと思い、マレーシアにしては金額が高いホテルでしたが、奮発してこちらのホテルを予約しました。今回のマレーシア旅で楽しみにしていたことの1つです。
今回は、実際に宿泊して感じたWクアラルンプールの魅力を、客室・朝食・アクセス・ロケーションの順に詳しくレビューします。
Wクアラルンプールの基本情報とアクセス

Wクアラルンプール(W Kuala Lumpur)は、マレーシアの象徴でもあるペトロナスツインタワー(Petronas Twin Towers)のすぐそばに建つ5つ星ラグジュアリーホテルです。
客室やプールエリアからは、ライトアップされたツインタワーを正面に望むことができ、特に夜景の美しさが高く評価されています。
アクセス方法
クアラルンプール国際空港(KLIA)からホテルまでは、「KLIAエクスプレス」+「LRT(KLCC駅)」利用で約1時間20分が目安。
公共交通機関でもスムーズに移動できますが、スーツケースがある場合はGrab(配車アプリ)利用が便利です。
- 最寄り駅:LRT「KLCC駅」徒歩約10分
- 空港 → ホテルまでの所要時間
└ KLIAエクスプレス ➜ KLセントラル駅(約30分)
└ LRTへ乗り換え ➜ KLCC駅(約15分)
└ 駅から徒歩移動 or Grabで数分
私たちは前泊していた「マジェスティックホテル」からGrabで移動しましたが、約15分・RM12(約400円)ほどで到着。
KL市内はGrab移動が非常にリーズナブルで、観光にも便利です。
チェックイン|Wらしい世界観とホスピタリティ

ロビーへ足を踏み入れた瞬間、Wクアラルンプール特有のフレグランスと低音の効いたミュージックが迎えてくれます。
この“Wホテル独自の空気感”こそ、非日常へ切り替えるスイッチのような存在。
私たちは大阪のWホテルに続いて2回目の滞在でしたが、やはりWブランドならではの世界観は特別です。
フロントは8階にあり、エレベーターで移動します。

降り立つと、ネオンカラーのライトと巨大な「W」オブジェが象徴的なデザイン空間が広がっており、到着早々テンションが上がります。
チェックインでは、スタッフのホスピタリティの高さが印象的でした。
私たちが英語に不慣れだと察すると、朝食時間やラウンジ案内など重要な情報を丁寧にメモに書いて渡してくれる気遣いも。
海外ホテルに不安がある旅行者にとって、こうした対応は安心感につながります。

さらに、ネオンピンクカラーのェルカムドリンクをいただき、スムーズに手続きが完了。
旅の疲れを癒しつつ、期待が高まる中で客室へ向かいました。
客室レビュー|ツインタワービューを独り占めできる贅沢空間
宿泊した部屋タイプ名:スペクタキュラーゲストルーム(Spectacular Guest Room)ツインタワービュー

今回宿泊したのは、16階「スペクタキュラーゲストルーム ツインタワービュー」。

Wクアラルンプールの中でも特に人気のある客室カテゴリーで、窓いっぱいに広がるペトロナスツインタワーの眺望が最大の魅力です。
本来であれば「ゴールドエリート特典でアップグレードを狙う」という選択肢もありましたが、
もしアップグレードされなかった場合、タワービューではなくなる可能性があったため、今回は最初からツインタワービュー確約の部屋を予約しました。


客室に入ると、テーブルの上にはWらしい遊び心満載の唇型チョコレートのウェルカムギフトが。
赤色のチョコには唐辛子入りで、ちょっと刺激的なフレーバー。見た目も味も印象に残るおもてなしでした。
部屋の広さ・眺望・内装デザイン

客室の広さは約42㎡。


入口横には小さめのウォークインクローゼットがあり、スーツケースを広げたままでも邪魔にならない造りになっています。

窓からはクアラルンプールのスカイラインと、真正面にそびえるライトアップされたツインタワーの絶景。
夜になると室内の照明を落とすだけで、まるで夜景がインテリアの一部になるような空間に変わります。

客室デザインは、Wブランドらしい「ネオンカラー × ナチュラルウッド」のスタイリッシュな組み合わせ。

照明はカラー変更ができ、ムードに合わせてライティングを変えられるのも特徴です。

テレビ下にはBluetooth対応のサウンドバーもあり、お気に入りの音楽を流しながら夜景を眺める贅沢な時間が過ごせます。
ベッド

クイーンサイズベッドは、マリオット標準の高級マットレスを使用。
体を包み込むような柔らかさで、寝起きも快適でした。

ベッドの上には、東南アジアらしい大胆なリーフ柄のクッションがアクセントに。

枕元にはワイヤレス充電対応の時計・USBポート・ユニバーサルコンセントがあり、スマホ充電もストレスなく行えました。
ただし、0時を過ぎてもバイク音が響いていたため、静かな環境で眠りたい方は高層階をリクエストするのがおすすめです。(クアラルンプールは深夜帯も交通量が多い印象でした…笑)
バスルーム・アメニティ

バスルームはオープンスタイルですが、可動式ドアで仕切ることも可能です。



バスタブ・シャワールーム・トイレはそれぞれ独立していますが、トイレにはウォシュレットはありませんでした。

アメニティはダヴィネス(davines)。
W大阪でも同じブランドが採用されていましたが、私の髪とは相性がイマイチだったため、持参したシャンプーを使用しました。

洗面台はシングルシンクですが、スキンケアライン「skin regime」のクレンジング・ボディクリーム・ソープなどがそろっており、ブランド統一感のあるアメニティが並びます。

引き出しの中には、シェーバーセット・ケアセット・歯ブラシなど基本グッズも揃っていました。
Wi-Fi・電源・ミニバー・コーヒーマシンなど
Wクアラルンプールの客室設備は、ワーケーションやSNS投稿にも適した環境が整っています。
Wi-Fi

無料・高速。動画再生やデータ送信も快適。
電源


ベッドサイドの他にデスクにUSBポート/ユニバーサルコンセント。
ミニバー

有料スナック・アルコールあり。カクテルシェイカー付きがWらしい。
コーヒー・紅茶・水


ネスプレッソ完備。紅茶は英国高級ブランド「JING TEA」。
ペットボトルではなく瓶タイプ(エコ仕様)。寝室とバスルームに配置。
スリッパ

Wロゴ入りのしっかりした厚手タイプ。
Wホテルのアメニティや設備類はデザイン性だけでなく、実用性も考えられた設備になっていました。
朝食レビュー|ローカルとインターナショナルが揃う最高レベルのビュッフェ

Wクアラルンプールの朝食は、6階のオールデイダイニングレストラン「FLOCK(フロック)」でいただきます。
以前宿泊した「W大阪」でも朝食が非常にレベルが高く、今回も期待していたのですが——その期待を超えてきました。

基本はビュッフェ形式ですが、テーブルオーダーのアラカルトメニューも選べるハイブリッド型。
どれも魅力的で迷ってしまったため、スタッフのおすすめを聞いて注文することに。
テーブルオーダーの一品料理

✅️ フレンチトースト(おすすめ)
ブリオッシュにマスカルポーネクリームと塩キャラメルをトッピング。
甘さと塩気のバランスが絶妙で、デザート感覚で楽しめる一皿。

✅️ エッグベネディクト
夫がオーダーしたエッグベネディクトも美しい仕上がりで、卵の火入れが完璧。
ビュッフェメニューの充実度がすごい!
FLOCKの朝食ビュッフェは、ローカル料理 × インターナショナル × アジアンフード のラインナップが圧巻。
内容は「高級ホテルの朝食」というより「世界の朝ごはんテーマパーク」のようなバリエーションです。
マレー / 東南アジア料理




ナシレマ、アヤムパンガン、タイチキン、老鼠粉(ルーシューファン) ほか
インド料理

各種カレーなど
ヌードルバー


麺・具材・スープを選んで作ってもらえるライブキッチン式(中華麺+チキンスープ+鶏肉トッピングをオーダー)
洋食



ソーセージ、グリル野菜、ハム&チーズ
飲茶コーナー

点心類
サラダ

ビーフサラダが特に絶品で食べ応えあり
ベーカリー



デニッシュ、ドーナツ、クロワッサン など
フルーツ / ヨーグルト / シリアル



南国フルーツ多数、ヘルシー志向のラインナップ
ジュースバー

スイカ・マンゴー・グァバなどフレッシュ果汁100%

ひとつひとつの料理のクオリティが高く、「全部おいしい‼️」というレベル。
目移りしてしまうので、できれば2泊して朝食をリピートしたくなる内容です。
スタッフのホスピタリティ
料理だけでなく印象的だったのがスタッフの温かい接客。
「いつマレーシアに来たの?」「どこから来たの?」と笑顔で話しかけてくれたり、
私の拙い英語にも丁寧に耳を傾けて受け答えしてくれました。

ホスピタリティ × 美味しさ × バリエーション
この3つが揃った朝食は、Wホテルに泊まる大きな価値のひとつだと思います。
「Wクアラルンプールに泊まるなら、朝食なしプランはもったいない」そう言い切れるほど満足度の高い朝食でした。
最高に幸せな気分で1日のスタートを切れるのも、このホテルの魅力のひとつです。
プール&バー体験|Wらしさが詰まった“映える大人のリゾート空間”
Wクアラルンプールといえば、屋外プール「WET Deck」も外せないスポット。
目の前にペトロナスツインタワーがそびえる絶景ロケーションで、“泳ぎながらツインタワーを眺められるプール”として、インスタグラムでも大人気です。
昼と夜で表情が変わるプールエリア

昼:リゾート感あふれる開放的な雰囲気
プールサイドにはカバナやデッキチェアが並び、宿泊者は無料で利用可能。
静かにリラックスするのはもちろん、写真映えするスポットとしても優秀です。

夜:DJミュージックが流れる大人のバーエリアに変身
プールライトとツインタワーの夜景が重なり、雰囲気は一気にラグジュアリー。
カクテル片手に水面を眺めながら過ごす時間はまさに“Wホテルの世界観”そのもの。
こんな時間を過ごせます

✅️ 昼は水着でリゾートステイ
✅️ 夕方は夕焼け × ツインタワービュー撮影タイム
✅️ 夜はナイトプール+バーのムードでチルタイム
プールサイドにはアルコールや軽食を注文できるバーも併設されており、チェックイン後〜夜までずっと楽しめる空間になっています。
Wクアラルンプールを選ぶ理由のひとつと言ってもいいほど、満足度の高いプール体験でした。
「宿泊するなら水着必須」です。ぜひ忘れずに持参してください。
立地の魅力|観光にもショッピングにも最適

Wクアラルンプールの魅力は、なんといっても立地の良さ。
ツインタワー直結のショッピングモール「スリアKLCC」までは徒歩3分。
館内にはISETANや高級ブランドショップ、レストランなどがそろっています。
観光なら「KLタワー」や「バトゥ洞窟」へのアクセスも良く、バトゥ洞窟まではGrabを使えば30分圏内。
ホテル周辺は人通りも多く、夜の街歩きにも安心のロケーションです。
マリオットボンヴォイ会員特典と予約方法
Wクアラルンプールは、マリオットグループのロイヤルティプログラム「Marriott Bonvoy(マリオットボンヴォイ)」対象ホテルです。
エリート会員ランクに応じて、客室アップグレードやレイトチェックアウトなどの特典を受けることができます。
今回の宿泊では、ゴールドエリート会員として利用した実際の特典内容をまとめました。
今回受けられた主な特典(ゴールドエリート)
| 特典内容 | 対応状況 | 備考 |
| 客室アップグレード | ✖(なし) | ツインタワービュー確約の部屋を予約していたため影響なし |
| レイトチェックアウト | 〇 | 14:00までOK(通常12:00) |
| ウェルカムギフト | 〇 | 500ポイント付与 チョコレート |
| ウェルカムドリンク&軽食サービス | 〇 | 18:00〜19:30/バーにて無料提供 |
ウェルカムドリンク&軽食が想像以上に豪華!

18:00~19:30の間、バーでドリンクと軽食を無料で楽しめるサービスがありました。


夫はグラスワイン、私はパイナップルジュースのモクテルをオーダー。

軽食は「ちょっとしたおつまみ程度」と思っていたのですが、想像以上にしっかりした内容で満足度が高かったです。
ドリンクだけでなく軽食付きというのは、嬉しいポイント。
予約方法と宿泊料金
今回はマリオット公式サイトから予約し、1泊約66,000円でした。
マレーシアは5つ星ホテルが比較的お手頃価格で泊まれる国ですが、Wクアラルンプールは立地・ブランド・眺望などを考えると“結構高めの分類”に入ります。
それでも——
✅️ ツインタワーが目の前の絶景ロケーション
✅️ Wブランドらしい遊び心あるデザイン
✅️ 朝食・プール・サービスの満足度
を考えれば、価格以上の価値を感じる滞在でした。
宿泊して感じたWクアラルンプールの魅力とまとめ

| 項目 | 評価 |
| ロケーション | ★★★★★(ツインタワー目の前) |
| 客室デザイン | ★★★★★(Wらしい近未来的空間) |
| 朝食 | ★★★★★(ローカルメニュー豊富) |
| サービス | ★★★★★(スタッフの対応が丁寧) |
| コスパ | ★★★☆☆(ポイント利用で特におすすめ) |
Wクアラルンプールは、「大人の遊び心」と「非日常の癒し」が見事に融合したホテル。
ビジネス利用にも観光にもおすすめで、記念日やカップル旅行にもぴったりです。
ライトアップされたペトロナスツインタワーを目の前に、プールサイドで過ごす夜。
マレーシアならではの温かさと、Wブランドならではの洗練された世界観が融合した「Wクアラルンプール」は、まさに“非日常を味わうための滞在先”です。
✅️ 絶景ツインタワービューの客室
✅️ インスタ映えするWET Deckプール
✅️ バリエーション豊富な朝食ビュッフェ
✅️ マリオットボンヴォイ会員特典による満足度アップ
これらすべてが揃うホテルは、クアラルンプールでも決して多くありません。
「クアラルンプール旅行でどこに泊まろう?」と迷っているなら、Wクアラルンプールは最有力候補に入れて間違いなしです。
ぜひあなたも、“ツインタワーを独占できる贅沢ステイ”を体験してみてください。

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