近代的な高層ビルが立ち並ぶ一方で、歴史や文化、宗教的背景が深く根付くクアラルンプール。
【前編】では旧市街を中心に、昼間に楽しめる歴史と街歩きスポットをご紹介しました。
【後編】では視点を少し変え、 静かに文化に触れる時間と夜にこそ映えるクアラルンプールの表情にフォーカスします。
暑さを避けたい方、落ち着いた観光がしたい方、大人旅を楽しみたい方におすすめの内容です。
昼とは違うクアラルンプールの魅力を味わう後編ルート
後編でご紹介するのは、以下の2つ。
- マレーシアが誇る文化施設「美術館」
- 効率よく夜景を楽しめる「夜景バスツアー」
体力を使いすぎず、無理なく旅の満足度を高められる構成になっています。
マレーシア・イスラム美術館|静けさの中で触れるイスラム文化

マレーシアイスラム美術館(Islamic Arts Museum Malaysia)は、東南アジア最大級のイスラム美術館として知られる施設です。
市内中心部からGrabで気軽にアクセスでき、喧騒から少し離れた落ち着いたエリアに位置しています。
私たちが宿泊していたマジェスティックホテルからは徒歩圏内で、美術館までの道のりも旅の楽しみのひとつでした。


途中、重厚感のあるムガール様式のマレーシア鉄道公社本社や国立モスク(マスジッド・ネガラ)の前を通り、建築を眺めながら歩くだけでも、気持ちが高まります。
見どころは「美しさ」と「分かりやすさ」
館内は2つのフロアに分かれており、展示内容もとても充実しています。


| 1階 | イスラム建築の展示 コーランや写本 インド・中国・マレーの美術品 宝石類の展示 |



| 2階 | テキスタイル 木工・金属工芸 武器・防具 コイン・切手 陶磁器 |
宗教的な知識がなくても、純粋に「美しい」と感じられる展示が多いのがこの美術館の魅力。
まるでアラジンの世界に迷い込んだかのような、幻想的な雰囲気があります。
イスラム美術特有の幾何学模様はとても美しく、「もっと他の国のイスラム美術も見てみたい」と思わせてくれるほど印象的でした。
建築そのものも見どころのひとつ
展示だけでなく、美術館の建物自体も必見です。

特に印象に残ったのが、ドーム型の天井に差し込む自然光と、繊細な幾何学模様。

光に包まれた空間はとても静かで、歩いているだけで心が整っていくような感覚がありました。
観光の合間に、ゆっくりと過ごしたい場所です。
ミュージアムショップもおすすめ

併設のミュージアムショップは、お手頃価格でセンスの良いアイテムが多いのも嬉しいポイント。
- 幾何学模様のマグネット
- マグカップ
- 小物雑貨
私も思わず、お土産用にいくつか購入してしまいました。
「いかにも観光地」という感じが少なく、大人向けのお土産を探している方にもおすすめです。
入館料・開館時間(2025年1月時点の目安)
| 入館料 | 大人:RM20.00 その他:RM10.00 18歳未満 |
| 開館時間 | 月曜〜日曜:9:30〜18:00 最終入館:17:30 |
| 休館日 | イスラム教の祝日 |
※祝日は変更になる場合があるため、訪問前に公式情報の確認がおすすめです。
イスラム文化や建築、美術に少しでも興味がある方には、ぜひ訪れてほしいクアラルンプールの名スポット。
後編の前半として、とても良いアクセントになる場所です。
KLシティ・オブ・ナイトツアー|効率よく名所を巡る夜景観光

日が暮れたら、KLシティ・オブ・ナイトツアーへ。
徒歩移動が多くなりがちな都市観光ですが、夜はバスを活用することで、体力を温存しつつ主要スポットを一気に回れるのが大きな魅力です。

ツアーは夜20時にブキッ・ビンタンのスンガイ・ワン・プラザ前から出発。


所要時間は約2時間なので、事前に近くのショッピングセンターLot 10でトイレを済ませておくと安心です。
ちなみにLot10のトイレはキレイなのですが、有料でした。
予約方法と当日の流れ
私たちはKLOOKで事前にツアーのバウチャー券を購入しました。


当日は、そのバウチャーを受付窓口で提示し、紙のチケットと交換してからバスに乗車します。

バスは2階建てで、
- 2階:オープンエア席/屋根付き席
- 1階:窓付きの室内席
という構成になっています。
良い席を確保したい場合は、かなり早めに集合場所へ行くのがおすすめです。
私は先着順だと知らず、45分前に到着したものの、2階の屋根付き席しか空いていませんでした。
少し残念そうにしていたところ、受付のお姉さんから「途中で下車して写真撮影の時間があるから大丈夫だよ」と声をかけてもらい、少し気持ちが救われました。
ツアーのルートと内容
バスは以下のようなルートで進みます。

- KLタワー(下車・写真撮影あり)
- 王宮(下車+トイレ休憩あり)
- ムルデカ広場(車窓見学)
- ツインタワー周辺を通過して終了
途中、チャイナタウンやリトル・インディアも通過し、街の雰囲気を車窓から楽しむことができます。
ツアー中は英語での案内がありますが、正直なところ、私の英語力では「なんとなく理解できる」程度でした。
実際に参加して感じたこと

下車ポイントが思ったより少なかったため、屋根付き席だとやや物足りなさを感じる場面も。
また、屋根付き席は冷房がかなり効いていて寒いです。
寒がりの私は、モンベルのコンパクトダウンを羽織ってちょうど良いくらいでした。
一方で、
- 移動のストレスがない
- 効率がとにかく良い
- 夜の治安面でも安心感がある
という点は、非常に大きなメリット。
短期滞在の方や、夜に長時間歩きたくない方には、特におすすめできるツアーだと感じました。
料金について
私たちが利用した際の料金は、KLOOK予約で2人分・4,433円でした。
夜景を効率よく楽しめて、この価格であれば、「移動手段込みの観光」と考えると納得感は高いです。
後編はこんな方におすすめ
- 暑さや人混みを避けたい
- 大人っぽいクアラルンプールを楽しみたい
- 歩き回る観光に疲れたくない
- 文化・建築・夜景が好き
前編で街の空気を感じ、後編で静けさと夜の表情を味わう。
この流れで観光すると、クアラルンプールという街の奥行きがより深く感じられます。
前編・後編を組み合わせて満足度の高いKL旅行に
- 【前編】歴史と街歩き
- 【後編】アートと夜景
この2本立てで、初めてのクアラルンプールでも「忙しすぎず、物足りなくもない」旅が完成します。
滞在日数が短い方は、前編を午前〜昼、後編を午後〜夜に組み合わせるのもおすすめです。

コメント