今回の旅では、シンガポール航空(SQ)エコノミークラス に搭乗し、シンガポールからマレーシアの首都クアラルンプールへ向かいました。
区間はわずか1時間程度ですが、使用機材は長距離国際線でも活躍しているJALのフラッグシップと同じ最新鋭機の エアバスA350。
短距離フライトながらも、ワールドクラスの快適さを堪能できる贅沢な体験となりました。
シンガポール航空は「世界最高水準のサービス」で知られるフルサービスキャリア。
今回はそのサービスの一端を、短距離路線で実際に体験することができました。
チャンギ空港でのチェックイン&ラウンジ
チャンギ空港でのチェックインとラウンジの様子は別記事をご覧ください。
A350エコノミークラスの座席レビュー
搭乗率と客層

需要の多い人気路線のため、機内はほぼ満席でした。
「短距離だから空いているだろう」と思いきや大きな誤算。
シンガポールとクアラルンプール間はビジネス・観光ともに利用者が多く、常に高い搭乗率のようです。
また意外だったのは、日本人乗客の多さ。
リタイア後にクアラルンプールで長期滞在するシニア層を中心に、数組の日本人の姿を見かけました。
観光だけでなく、移住や長期滞在の足としても選ばれている印象です。
座席と配置

✅️ 配列:3-3-3

✅️ シートピッチ:約81cm(標準よりやや広め)
✅️ シート幅:約47cm

✅️ ヘッドレスト:高さ調整+両サイド可動式で頭をしっかりサポート
✅️ カラー:ベージュ基調で明るく落ち着いた雰囲気
A350は長距離仕様のシートなので、1時間のフライトではむしろ「贅沢すぎる」と感じる快適さでした。
特にリクライニングの角度と座り心地は、LLCなどで使われる短距離機材とは比べものになりません。
機内設備

✅️ モニター:各席に11.6インチのタッチスクリーン。映画や音楽も視聴可能ですが、1時間のフライトではフライトマップを眺めていました 。
✅️ 電源:USBポート完備。スマホの充電には十分便利。
✅️ アメニティ:短距離路線のため 枕やブランケットは配布なし。機内は冷えるので、上着やストールを持参すると安心です。
機内サービス

超短距離のフライトながら、アップルジュースのカップ提供がありました。
さらにCAさんたちは紙コップに入ったソフトドリンクも配布。
わずか1時間のフライトでも、国際線らしいサービスをきちんと提供しようとするシンガポール航空の姿勢が感じられます。
限られた時間の中で効率よくサービスを回すため、客室乗務員はテキパキと業務をこなすのが印象的。短時間でも安心感がありました。
飛行時間と快適さ

✅️ 所要時間:約1時間
離陸後すぐにドリンクサービスが始まり、機窓からの景色を眺め、フライトマップをチェックしていると、もう着陸準備。
まるで国内線のような国際線です(笑)
「映画1本見る時間すらない」ほどの短距離ですが、その中でもA350ならではの静かなキャビンと広い座席の恩恵を感じることができました。

到着はサテライト側。
降機後はバスでメインターミナルまで移動し、入国審査へと進みます。
クアラルンプール国際空港でのチェックインとラウンジ
チェックイン

クアラルンプール国際空港(KUL)は、世界各国からの旅行客で大変賑わっており、活気にあふれていました。
「日本では海外旅行者が減っている」と言われることもありますが、現地で実際に空港の様子を目にすると、世界中の人々が積極的に海外旅行を楽しんでいることを実感します。


今回はスターアライアンスゴールドメンバー特典を利用し、専用の優先カウンターでチェックイン。
ここで翌日の関西空港行きまでのチェックイン手続きをしていただきました。
ただし、途中シンガポールで1泊予定だったため、荷物はシンガポール・チャンギ空港で受け取れるようにお願いしました。
念のため何度も確認したところ、カウンタースタッフの方も「大丈夫ですよ」と繰り返し答えてくださり、安心して手続きを終えることができました。
ラウンジ
チェックイン時に案内があり、シンガポール航空利用者は、クアラルンプール空港のメインターミナルとサテライトターミナル、それぞれ1か所のラウンジを利用できるとのこと。
ただし選べるのはどちらか1か所のみ、との説明でした。

帰りの便はサテライトターミナルからの搭乗だったので、サテライト側のラウンジを利用するつもりでした。

ところが、実際に移動して確認すると、渡されたラウンジチケットはメインターミナルのラウンジ用!!
英語で「サテライトを使いたい」と伝えたつもりでしたが、スタッフ側の手違いか、こちらの英語力不足か……結局サテライトのラウンジは利用できませんでした(泣)

ラウンジに戻るのは手間がかかるため、代わりにサテライトターミナル内にあるマレーシア料理のレストラン「Grandmama’s(グランママズ)」へ。


ここではナシレマやテタレなど美味しいマレーシア料理をいただくことができ、ラウンジの代わりにローカルグルメを楽しむ良い機会となりました。
まとめ|短距離でも「世界最高水準」の体験
シンガポール航空A350エコノミークラス、シンガポール⇔クアラルンプール路線の魅力をまとめると:
- 最新鋭A350を短距離で体験できる贅沢
- ベージュ基調の落ち着いた座席デザイン
- 枕やブランケットはなしだが、快適に過ごせる
- 需要が高く搭乗率も高め。日本人利用客も多い
- CAは短時間でもテキパキと業務をこなし安心感あり
- ドリンクサービス付きで満足度も高い
「1時間だけど、長距離路線並みのサービスを楽しめる」──そんな特別感のある路線でした。
シンガポール-クアラルンプール間はLCCも飛んでいますが、フルキャリアならではの快適な空の旅だったので、シンガポール旅行とあわせてクアラルンプールを訪れる方に、ぜひおすすめしたいフライトです。
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