「宮城の翼」と言われているIBEXエアラインズを利用して福岡に行ってきたので、実際のフライトがどうだったのか紹介するよ。
IBEXエアラインズとは?
仙台空港と伊丹空港と拠点としている航空会社です。LCCではありません。
仙台空港の発着数がNo.1なので「宮城の翼」とも言われているようです。
仙台空港の飛行機を見ると駐機場いつもいて、発着も多いのがIBEXエアラインズです。仙台空港利用者としては親しみを感じます。
就航地
仙台空港と地方の主要都市を結んでいます。宮城県に住む旅好きとしては様々場所に行けるので、大変ありがたい存在です。
かつては小松空港や成田空港にも就航していました。
昔IBEXを利用して小松空港から金沢や白川郷に行くことが出来てすごく楽しかったので、ぜひ復活してもらいまた訪れたいです。
ANAとの提携
ANAと提携しているため、実際に運航するのはIBEXですがANAの便名もついています。(コードシェア)
そのためANAのサイトからも航空券を購入することが出来ますが、IBEXから直接航空券を購入した方が安いようです。
そこまで料金に差がないのであればANAマイラーの方はANAから購入した方がマイルも貯まるし、ANAの上級会員の方であればANAのラウンジや優先搭乗などのサービスを受けることが可能です。
機材
カナダにあるボンバルディア社の「CRJ700」のみで運行しています。他の機材はありません。
機材スペックは写真の通りで、70席のみの小型機です。
私が感じる大きな特徴は騒音が小さく感じることです。エアバスやボーイングの飛行機、ボンQと比較すると大分静かです。
小型機は大型機よりも低い高度を飛行するので、晴れた日であれば日本地図を上から見ているような迫力のある飛行機の旅を楽しむことができます。これは小型機ならではです。
宮城県や楽天イーグルスと提携して「むすび丸ジェット」や「イーグルスジェット」も飛ばしています。
チェックイン
◉ 預ける手荷物あり→手荷物カウンターでチェックイン
◉ 預ける手荷物なし→自分のスマホやPCでオンラインチェックインまたは空港にある自動チェックイン機でチェックインしそのまま保安検査場へ
いつも思うのですが、手荷物のない年配の方がオンラインチェックインが出来るのか心配です。うちの親なら絶対出来ないですね。
今回私たちはANAからIBEX運行便の航空券を購入したので、ANAアプリから出発の24時間を過ぎたころにオンラインチェックインを行いました。
手荷物
預入手荷物
LCCではないので、3辺の合計が203cm以内の荷物を一人20キロまで無料で預かってもらえます。
ANA上級会員の方は優先的に預けた手荷物を受け取ることも出来ます。
機内手荷物
70席の小型機なので3辺の合計が100cm以内で重量が10kg以内のものを持ちことができます。
我が家では無印良品の100席以上の機内持ち込みOKサイズのスーツケースを使用しており、いつも機内に持ち込むのですが、今回は規定外のサイズでしたので、カウンターで預けました。
ANA経由で航空券を購入したので、上級会員サービスの恩恵を受けプレミアムチェックインで手荷物を預けることができました。
ラウンジ
ANA経由で航空券を購入した場合、上級会員はANAラウンジを利用することが可能です。
ANA上級会員でもIBEXから航空券を購入した場合は、ANAラウンジを利用することができません。
搭乗
ANAとのコードシェア便なのでANAの優先搭乗がありました。
先日SFC会員の夫がエアドゥを使用した際は、ANAの優先搭乗はなかったと言っていました。ANAと提携している航空会社でもサービスが異なるようです。
小型機なので大きな空港ではバスでの搭乗か歩きでの搭乗になることが多いです。
バス移動だと搭乗に時間がかかったり、雨の日は多少濡れたりするのですが、飛行機好きとしてはバスに乗ると大型機を間近で見れる貴重な機会なのですごく楽しいです。
座席
通路1つで2-2の座席配列となっており、グレーの革張りのシートです。座席の指定は無料です。
シートスペースはLCCよりゆとりがあります。
トイレは後方1箇所のみで使用した夫はめっちゃ狭かったーと言っていました。
座席に準備されているエチケットシートはピンクで飛行機が描かれており可愛いです。
機内サービス
小型機でも機内サービスがあります。
ドリンクサービス
上記のメニューから選ぶことができます。私はもちろんコンソメスープ。朝食食べずに飛行機に乗ったので、空の上で飲むスープは空腹を満たしてくれました。
アイベックスエアラインの株を日本デジタル研究所という会計システムの総合メーカーが47.9%持っているので、ドリンクのカップやシートに広告があります。会計システムメーカーが航空会社の主要株主になっているとは大変興味深いです。
CAさんに声掛ければキャンディーや絵葉書などをもらうことができるようです。
機内誌
厚さは薄いですが機内誌も準備されており、拠点となっている宮城の情報だけではなく就航地のおすすめスポット情報も載っているので、必ずチェックして気になったものは今後の旅の参考にメモします。
機内エンターテイメント
無料でビデオや雑誌が見れる機内エンターテイメントサービスは2021年4月1日から一時中断してるとのことです。残念…
機内Wi-Fiもありません。
今回私たちはANA便として航空券を購入したので、ANAのサービスとして利用できる雑誌(eライブラリ)などは事前にダウンロードしておいて見ることが出来ました。
仙台空港から福岡空港まで
定刻通りに飛行機が動き出しました。窓から見える飛行機もIBEXです。同時刻に出発するセントレアに向かうイーグルスジェットも見えます。
福岡までは約1時間50分の飛行時間です。私たちが搭乗した時は日本列島は厚い雲に覆われており、景色を楽しむことができませんでした。
飛行機は仙台空港から日本海側に出て、石川県や島根県の上空を通過して福岡空港に向かいます。
私たちが搭乗した便は福岡県の上空で謎の旋回をしていました。時間調整なのか、福岡空港混雑の影響なのかはわかりませんでした。
福岡空港は市街地にある空港なので伊丹空港に降り立つ時と同様、街の中に突っ込んでいく感じです。10数年ぶりの福岡空港到着です。
私たちは九州に降り立った日がなんと九州の梅雨入りとのこと。良いお天気の中ルンルン気分で旅をしたかったのですが、そうはいかないようです😭
まとめ
70席の小型機で運行しているIBEXエアラインですが、小さい飛行機は嫌だという人もいます。(私の夫)
Wi-Fiなどの機内エンターテイメントが利用できないのでは残念ですが、小さい機材だからと言ってサービスも妥協せずしっかり行き届いており、安全性に問題もありません。
IBEXは小型機ならではの魅力が詰まった航空会社だと思います。小型機に乗った際は窓側に乗っていただき、ぜひ日本の雄大な景色を眺めてほしいです。
ANAのマイレージ会員でANA経由で航空券を予約すれば、ANAマイルも貯まるのでおすすめです。
宮城の翼を応援したいので、長い記事となってしまいました。ご覧いただき、ありがとうございました。
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