仙台観光で時間が限られている方にぴったりなのが、観光周遊バス「るーぷる仙台」。
レトロでかわいい車体に乗って、仙台の主要観光スポットをぐるっと巡ることができます。
今回は、実際に1日乗車券を使って、仙台市内の代表的な観光地である「瑞鳳殿」「仙台城跡」「大崎八幡宮」を巡り、 最後は定禅寺通りでお散歩&「うまい鮨勘」で上寿司ランチを楽しむという約3時間半で回れる【仙台半日観光モデルコース】をご紹介します。
るーぷる仙台とは?|仙台市内観光に最適な周遊バス

「るーぷる仙台」は、仙台市交通局が運行する観光客向けの循環バスです。
通常のバスとは違ってレトロなスタイルのバスです。
仙台駅を起点に、約70分かけて市内の名所を時計回りに巡回します。
1日乗車券を使えば、何度でも乗り降りできるので、 仙台観光の移動手段として非常に人気があります。

今回久しぶりに乗ったのですが、平日でも大混雑。
バスに乗る前に元気の良い係員のおじさんが、るーぷるを乗るときの注意点や、簡単な観光地の案内をしてくれます。
- 運行間隔:約20分
- 1周所要時間:約70分
- 主な観光地:瑞鳳殿、仙台城跡、大崎八幡宮、宮城県美術館、定禅寺通など
料金とチケット購入方法|るーぷる仙台の乗り方
料金
- 1回乗車:大人260円/小児130円 (クレジットカードのタッチ決済も可能)
- 1日乗車券:大人630円/小児320円
1日乗車券販売窓口
- バス車内
- 仙台駅西口バスプール案内所、地下鉄仙台駅観光案内所
- 一部ホテル、旅行代理店、コンビニ(事前に取り扱い店舗を確認)
- ネット(仙台MasSでデジタル版の購入も可能)
1日乗車券は、観光施設の割引特典も付いてくるので非常にお得です。

バスプールの案内所でのチケット購入は行列がすごいので、並びたくない人はネットで購入するのがおすすめです。

ただし、ネットで購入したチケットは画面にいちいちアクセスしないといけないことや、バスを降りるときに「改札する」ボタンをクリックしないといけないのが少し手間なのが残念です。
瑞鳳殿とは?|伊達政宗が眠る豪華絢爛な霊廟

まずは、1つ目の目的地、瑞鳳殿(ずいほうでん)でバスを降ります。
やはり人気がある観光スポットなので、バスを降りる方も多いです。
瑞鳳殿(ずいほうでん)は、仙台藩初代藩主・伊達政宗公の霊廟です。
桃山様式の華やかで精巧な建築が特徴で、歴史好きだけでなく建築ファンにも評価の高いスポットです。
瑞鳳殿の見どころ

- 金箔や漆塗りを施した極彩色の本殿は写真映え◎
- 周囲には政宗公の家族を祀る感仙殿・善応殿もあり
- 資料館では副葬品や鎧、刀剣なども展示
- 静かな杉林に囲まれた参道はパワースポットとしても人気
アクセス・基本情報
最寄バス停 | 「瑞鳳殿前」下車 徒歩約5分 |
拝観料 | 大人570円/中高生410円/小学生210円(るーぷるのチケットを見せると割引あり) |
所要時間 | 約60〜120分 |
その他 | 駐車場とコインロッカーあり(坂道が多いので大きい荷物を持っている方は預けるのがBEST) |
仙台城跡(青葉城跡)|伊達政宗像と仙台市街を一望できる絶景スポット

るーぷる仙台に乗って次の目的地「仙台城跡(青葉城跡)」に到着。

ここは、伊達政宗公が築いた仙台城の本丸跡地で、仙台の定番観光スポットとして多くの観光客に人気があります。

現在は天守などの建造物は残っておらず、本丸跡が整備された展望広場として公開されています。
また、現地ではスマートフォンを使ったAR(拡張現実)体験が可能で、当時の城郭の様子を再現した映像を見ることができ、歴史に興味がある方にも楽しめる仕掛けです。


この展望台からは、仙台市街地を一望でき、まさに“仙台らしい景色”を楽しめる場所です。
「ただ景色を眺めてぼーっとするだけ」でも十分に癒やされます。

仙台城跡のシンボルでもある伊達政宗の騎馬像は、写真映えする撮影スポットとして有名。
団体ツアーの集合写真にもよく使われており、観光の記念にぴったりです。
お土産ショップ情報

敷地内には売店もあり、伊達政宗グッズや仙台ならではのお土産が豊富に揃っています。
時間に余裕があれば、仙台土産探しもぜひ楽しんでみてください。
アクセス・基本情報
最寄りバス停 | るーぷる仙台「仙台城跡」下車 徒歩すぐ |
入場料 | 無料 |
所要時間の目安 | 約15〜60分(ゆっくり楽しむななら30〜60分は確保しておくと良さそう) |
大崎八幡宮|国宝建築×パワースポットを堪能する歴史ある神社

るーぷる仙台に再び乗って向かったのは、「大崎八幡宮(おおさきはちまんぐう)」。
伊達政宗公が1607年に創建した由緒ある神社で、仙台を代表する国宝建築として知られています。
私は宮城に約25年住んでいながら今回が初訪問。
実際に訪れてみて、その格式の高さと境内の清らかな空気に驚かされました。
約100段の石段と朱の鳥居が出迎える神聖な参道


社殿までは、歴史を感じる大きな石段を一段ずつ登っていきます(約100段)。

境内に入ると、赤い提灯と鳥居、木々の緑が織りなすコントラストが美しく、思わず写真を撮りたくなる光景が広がっています。
境内の見どころとユニークな魅力


長床では、地元スポーツチーム(ベガルタ仙台、マイナビ仙台、89ERS)の選手が奉納した絵馬を見ることができ、地元とのつながりを感じます。

境内には甘味処の休憩所もあり、参拝や観光の合間にひと息つけるのも嬉しいポイント。

なんと、境内にニワトリが放し飼いされていて驚き!酉年の私には親しみが湧いてほっこりしました(笑)
国宝建築・社殿の美しさに圧倒される

大崎八幡宮の社殿は、現存最古の「権現造り」として国宝に指定されています。

黒漆と金箔、極彩色の装飾が織りなすコントラストは、同じく政宗ゆかりの「瑞鳳殿」を思わせる豪華さで、歴史的・芸術的価値の高さに惚れ惚れします。
ご利益と授与品(お守り)

ご利益は厄除け・家内安全・商売繁盛・交通安全など多岐にわたります。
境内の祭儀棟ではお守りや御朱印の授与もあり、気になる方はぜひ立ち寄ってみてください
アクセス・基本情報
最寄りバス停 | るーぷる仙台「大崎八幡宮前」下車 徒歩すぐ |
拝観料 | 無料 |
所要時間 | 約20〜40分 |
年中行事 | 初詣、どんと祭(火祭り)、例祭なども大人気 |
定禅寺通りとは?|杜の都・仙台を象徴する並木通り

大崎八幡宮の後は、ちょうどお昼の時間だったので定禅寺通りで降りて、ランチの場所を探すことにしました。
定禅寺通りは、仙台を代表する並木道で、【散策スポット】【フォトスポット】としても有名です。 四季折々の景色が楽しめ、特に新緑の季節や冬の光のページェントは歩いているととっても楽しいです。
- ベンチでのんびり過ごす地元の人の姿も多く、仙台らしい空気を感じられます
- アートイベントや路上ライブが開催されることもあり、文化的な雰囲気も魅力
仙台ランチ|「うまい鮨勘 一番町支店」で上寿司セットを堪能!

観光の合間に楽しめる仙台のおすすめランチスポットとして、今回訪れたのが「うまい鮨勘 一番町支店」。
地元の人にも観光客にも人気の寿司チェーンで、回転寿司ながらネタの鮮度とクオリティの高さに定評があります。

店内はカウンター席・テーブル席ともに清潔感があり、落ち着いた雰囲気。
一人でも入りやすく、観光の合間に立ち寄るのにちょうどいいお店です。
ネタの質&ボリュームに大満足

今回注文したのは「上寿司セット(約2,420円)」。
セット内容:中トロ、赤身、活〆真鯛、活ほっき貝、とろたく握り、生うに&いくらの軍艦巻き、厚焼き玉子
さらに、以下のサイドメニューも付きます。




お寿司のクオリティに加えて、サイドメニューも充実しているので、観光中のしっかりめランチとしても◎。コスパの高さを実感できるセットです。
仙台観光中に立ち寄りたいお寿司ランチ
「せっかく仙台に来たから、美味しい寿司が食べたい!」という方には、コスパも味も大満足の「うまい鮨勘 一番町支店」がおすすめ。
特に、上寿司セットは質・量・バリエーションすべてが揃った贅沢な一皿でした。
落ち着いた雰囲気の中で、観光の疲れを癒しつつ美味しいお寿司を楽しむ時間は、旅の思い出にもなるはずです。
店舗情報・アクセス
営業時間 | 11:30〜22:00 |
定休日 | 不定休(事前確認推奨) |
アクセス | るーぷる仙台「定禅寺通市役所前」下車徒歩5分 |
まとめ|るーぷる仙台で行く半日観光モデルコースは充実度◎
今回ご紹介した【るーぷる仙台 半日観光モデルコース】は、
仙台駅→瑞鳳殿→仙台城跡→大崎八幡宮→定禅寺通→寿司ランチ という順番で約3時間半で巡れる効率的なプラン。
歴史・自然・グルメをバランスよく楽しめるルートで、仙台初心者にもリピーターにもおすすめ。
仙台旅行を計画中の方は、ぜひるーぷる仙台を活用してみてくださいね!
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