【シンガポール航空 搭乗記】関西⇔シンガポール エコノミークラス(SQ619便、SQ622便)

交通・アクセス

シンガポール航空を選んだ理由

今年の1月、約5年ぶりに海外旅行に行きました。

行き先は シンガポールとマレーシア・クアラルンプール です。

シンガポールは4回目、クアラルンプールは初めてです。

久しぶりの海外旅行ということで、今回は航空会社選びにもこだわりがありました。

実はこのフライト、これまでコツコツ貯めてきた ANAマイルを利用した特典航空 を利用しました。

当初は羽田発のANA便を検討しましたが、諸費用や燃油サーチャージを比較したところ、シンガポール航空の方が自己負担額が少なく、よりお得に発券できことが判明。

そこで今回は、仙台空港⇔伊丹空港⇔関西空港⇔ シンガポール⇔ クアラルンプール のルートをシンガポール航空のエコノミークラスで手配しました。

「世界最高水準のサービス」で知られるフルサービスキャリアのシンガポール航空。

実際に搭乗してみると、噂どおりの快適さとホスピタリティを体感できました。

この記事では、チェックイン・ラウンジ・座席・機内設備・機内食 を中心に詳しくレビューします。

関西空港でのチェックイン|SFC会員(スターアライアンスゴールドメンバー)特典

今回のフライトは関西空港の シンガポール航空チェックインカウンター からスタート。

スターアライアンス加盟なのでANAスタッフかと思いきや、実際は JALの地上スタッフ が対応しており、航空会社同士の委託業務を感じました。

我が家は以前に SFC修行 を行いスターアライアンスゴールドを取得済み。

チェクインから早速特典を活用させていただきました。

✅️エコノミークラス利用でも ビジネスクラス専用カウンター を使え、待ち時間ゼロでスムーズにチェックイン完了。

✅️荷物には 優先タグ がつけられ、到着後すぐに受け取れる。ほとんど待ち時間がなく、空港到着後の次の移動がとてもスムーズ。

✅️搭乗券には ラウンジ利用案内 が印字

さらに、なぜか Fast Laneカード(優先保安検査券) までいただき、保安検査も快適に通過できました。(たぶんJALのスタッフの方が間違えて渡したのだと思います…)

出国は 自動化ゲート でスムーズ。

搭乗ゲートはサテライト側でシャトルでの移動が必要だったため、免税店での買い物は控えて早めに移動しました。


関西空港サクララウンジ|JALカレーを堪能

今回のフライトでは、シンガポール航空指定ラウンジである JALサクララウンジ を利用。

スターアライアンス便でありながらワンワールドのラウンジを使うのは不思議な感覚ですが、関空ではシンガポール航空の他にやチャイナエアラインも対象です。

✅️ 雰囲気:モダンの落ち着いた空間。

✅️ 名物グルメJAL特製オリジナルビーフカレー。贅沢にゴロゴロ牛肉がたっぷり入ってスパイスが効いた大人の味わい

本当はパンやデザートも楽しみたかったのですが、ラウンジについたのが搭乗30分前だったため、急いでカレーだけ食べてゲートへ向かいました。

航空ファン憧れのJALカレーを食べることが出来て大満足です。


ボーイング787-10 エコノミークラスレビュー

今回利用したのは ボーイング787-10。

往復ともに同じ機材でした。

行きの飛行機は機内の準備に少し時間がかかったようで、出発時間ちょうどに搭乗開始となります。 約30分の遅延です。

久しぶりの国際線ということで、緊張とワクワクが入り混じった気持ちで機内に乗り込みます。

スターアライアンスゴールド(SFC特典) のおかげで、優先搭乗グループ3として案内され、スムーズに機内へ入ることができました。

頭上の荷物入れもまだ余裕があり、大きな荷物も問題なく収納できます。

座席

✅️ 配列:3-3-3機内最後方の左側は2席並びになっており、2人旅なら指定できたらラッキーな座席です。)

✅️ 座席:背もたれは人間工学に基づいて設計され、デフォルトの状態からすでに少し後ろに角度がついています。 シートピッチ 約81cm/シート幅 約47cm

✅️ 足元:収納ポケットあり

✅️ ヘッドレスト:高さ・角度調整可能ネックピロー不要で快適です。

✅️ 窓:787ならではの電子シェード。ボタンで段階的に明るさを調整でき、外の景色を見ながらも眩しさを軽減可能

機内設備

✅️ 個人モニター(KrisWorld):11.6インチの大画面、タッチ操作が滑らか。KrisWorldという機内エンタメプログラムは映画・ドラマ・アニメ・音楽が豊富。アニメや音楽を楽しみながら機内ではリラックスしました。

✅️  電源:各席にUSBポートと足元にユニバーサル電源あり。スマホやPCも充電可能。

✅️  Wi-Fi:クリスフライヤー会員なら無料利用が可能。ただし、今回は特典航空券で予約していたためかログインできず利用できませんでした。

✅️アメニティ:全員にブランケット・枕を配布。リクエストすれば耳栓やアイマスクも提供されます。

機内サービス

離陸は定刻より約30分遅れましたが、シートベルトサインが消えるとすぐにサービスがスタート。

✅️ おしぼりサービス:温かく良い香りがするおしぼりでリフレッシュ

テーブルとは別にドリンクホルダーがあって便利

✅️ ドリンクとおつまみスナック:アルコールやソフトドリンクから選択可能。SQ名物「シンガポールスリング」もオーダーできます。飛行中もこまめにCAさんたちがドリンクの声がけをしてくださっていました。

機内食

往路(関西 → シンガポール)

沖縄上空(12:30頃)で機内食サービスが開始されました。

✅️ メニュー:和食or 洋食から選ぶことができます。 事前に公式HPからメニューを確認可能で迷いやすい方は搭乗前に見ておくのがおすすめ 私は和食を選択。

✅️ 和食:メインがゆず風味牛丼(刻んだゆずが香る上品な味わい)、副菜に煮物、 サイドに茶そば、パン・クラッカー・チーズ、 デザートにハーゲンダッツのアイスをいただきました。

上品な味わいで満足度は高かったですが、炭水化物中心で野菜が少なめなのが惜しい点でした。

復路(シンガポール → 関西)

復路は出発から約2時間半後に機内食が提供されました。

私は和食(豚の角煮)、夫は洋食(ショートパスタ?)をチョイス。

デザートは往路同様、アイスクリームでした。

スナック

フライト中に小腹が空いたためCAさんにスナックをいただけないかお願いすると、シリアルバーなど複数種類のスナックを全て持ってきてくださる神対応!

特にシリアルバーは美味しく、長時間フライトの合間にぴったりでした。


飛行時間

  • 往路(関西 → シンガポール):6時間30分〜7時間
  • 復路(シンガポール → 関西):6時間〜6時間30分
字幕だと寝ることができないのでアニメが見やすい(笑)アニメのあとは藤井風の音楽を聴いていました。

飛行時間6〜7時間は映画を2本観て、食事を楽しみ、音楽を聴きながらうとうとしていると、あっという間に目的地に到着します。

深夜便では体に負担を感じたこともありますが、今回は日中便だったため、より快適に過ごせました。


チャンギ空港でのチェックイン

復路のチェックインは シンガポール・チャンギ空港。

関西空港とは雰囲気が大きく異なり、チェックインの方法も特徴的でした。

セルフチェックインが基本

チャンギ空港では有人カウンターよりも セルフチェックイン機 の利用が主流です。

搭乗券の発行から荷物タグの印字まで自分で行うスタイルで、慣れていない方は少し戸惑うかもしれません。

私たちはセルフチェックインに不慣れだったため、ビジネスクラス・スターアライアンスゴールド専用カウンター に並びました。

ところが、ビジネスクラス利用客は預け荷物が多いこともあり、有人カウンターの方が逆に混雑して時間がかかっていました。

出入国と保安検査

チャンギ空港では日本と同様に 自動化ゲートが導入されており、出入国は非常にスムーズ。

スターアライアンスゴールド専用ゲートなどはなく、誰でも同じ自動化ゲートを利用できます。

また、手荷物検査は搭乗ゲート前で実施される仕組み

そのため、制限エリアで購入した飲み物もゲート前の検査で没収されてしまいます。

実際に、夫が出発前に購入して一口だけ飲んだミネラルウォーターは、検査であっさり没収されていました(笑)。

チャンギ空港のラウンジ体験|クリスフライヤーゴールドラウンジ

シンガポール航空の本拠地・チャンギ空港には、利用クラスや会員ステータスに応じて入れるラウンジが複数あります。

  • クリスフライヤーゴールドラウンジ:スターアライアンスゴールド会員や、シンガポール航空クリスフライヤー・エリートゴールド会員が利用可能
  • シルバークリスラウンジ:スターアライアンス便でビジネスクラス以上に搭乗する場合に利用可能

今回は エコノミークラス利用+スターアライアンスゴールド特典 だったため、クリスフライヤーゴールドラウンジを利用しました。

雰囲気と座席

クリスフライヤーゴールドラウンジはブラウンを基調としたシックで落ち着いたインテリア。

ソファ席が多く配置されており、混雑していても座れないということはなく快適に過ごせます。

食事とドリンク

食事のラインナップは非常に豊富で、移動続きの旅でもしっかり食事が取れる内容です。

✅️ ホットミール・軽食:中華、インド料理、サンドイッチ、寿司など

✅️ デザート:シュークリーム、ケーキ、クッキー、チップス、クラッカーなど

✅️ ドリンク:各種アルコール、ソフトドリンク、エスプレッソマシン、シンガポール名物「TWG」

シンガポール名物のラクサもあったのでいただきました。

麺類があるのも嬉しいポイントです。

今回は旅は移動が多く、ゆっくり食事を取る時間がなかったため、ラウンジの食事にとても助けられました。

どの料理も美味しく、特にラクサは本場シンガポールの味を気軽に楽しめて大満足でした。

航空券の費用|ANAマイル特典航空券を活用

今回の航空券は ANAの特典航空券 を利用して予約しました。

実際にかかった費用

  • 利用マイル:76,000マイル(2人分)
  • 支払い金額(諸税・手数料)¥34,040

通常であれば、仙台⇔伊丹、関西⇔シンガポール往復航空券は 2人で約24〜25万円前 かかります。
それを考えると、マイルを使ったことで約20万円近く節約 できた計算になります。

ANA便との比較

もしANA便(羽田発)を利用していた場合は、

  • 燃油サーチャージだけで約10万円
  • さらに 往復の新幹線代(仙台〜東京) も必要

となり、自己負担額がかなり大きくなっていました。

その点、シンガポール航空は燃油サーチャージがかからないため、圧倒的にお得に航空券を確保 することができました。


まとめ|シンガポール航空エコノミークラスの魅力

  • 座席:広めのシートピッチ+快適なヘッドレスト
  • 機内設備:モニター・電源・ブランケット完備
  • 機内食:和洋どちらもクオリティが高く、シンガポール航空らしいサービス
  • ラウンジ:関空はサクララウンジ、チャンギはクリスフライヤーゴールドラウンジ利用で大満足

skytrax World Airline Awards 2025でシンガポール航空は「世界のベスト・エコノミークラス航空会社」で3位にランクインしています

実際搭乗してみるとエコノミークラスでも快適さとサービスが光る航空会社でした。

ANAマイルを活用しシンガポール航空を利用すれば自己負担も抑えられるので、アジア旅行を計画中の方には特におすすめ です。

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