スペイン・マドリードからイギリス・ロンドンのヒースロー空港まで、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)を利用しました。
短距離のヨーロッパ路線ですが、実際に乗ってみると「知っておけばよかった」と思う場面がいくつもありました。
この記事では、マドリード・バラハス空港の出発手続きから、ヒースロー空港到着後の入国までの流れを、時系列に沿って詳しくレポートします。
これからマドリード⇄ロンドン間でBAを利用する方の参考になれば嬉しいです。
本記事は2026年7月時点の情報です。
空港のルールやチェックイン方法、入国審査の運用(eゲートの対象国など)は変更される可能性があるため、実際の渡航前には各航空会社・空港の公式サイトで最新情報をご確認ください。
特に2030年のFIFAワールドカップ(スペイン・ポルトガル・モロッコ共催)を控え、今後空港の体制が変わることも予想されます。
フライトの基本情報

今回利用したのはマドリード・バラハス空港(MAD)発、ロンドン・ヒースロー空港(LHR)行きのブリティッシュ・エアウェイズ便です。
スペインとイギリスはシェンゲン協定の対象国ではないため、EU圏内の移動とは異なり、出国審査・入国審査の両方が発生する点が大きな特徴です。
| 項目 | 内容 |
| 搭乗日 | 2026年1月19日 |
| 便名 | BA459 |
| 区間 | マドリード(MAD)→ロンドン・ヒースロー(LHR) |
| 出発・到着予定時刻 | 12:00発 / 13:30着(現地時間) |
| 実飛行時間 | 約1時間50分 |
| 使用機材 | エアバスA320 |
※就航機材や便名は時期によって変更される場合があります。予約時は最新のフライト情報をご確認ください。
空港に入るには航空券の提示が必須

マドリード・バラハス空港では、建物内に入る時点で航空券(eチケットの控えやスマートフォンの予約画面)の提示を求められました。

これはヨーロッパの空港の中でも比較的珍しい運用で、知らないと戸惑うポイントです。
チェックインカウンターに行く前の段階でチェックされるため、空港に到着したら真っ先に航空券を出せる状態にしておくとスムーズです。
スマートフォンでeチケットを表示する場合は、事前に画面をスリープさせない設定にしておくか、スクリーンショットを撮っておくと安心です。
オンラインチェックインをしても席が離れることがある

出発前にオンラインチェックインを済ませていましたが、今回は預け荷物があったため、結局カウンターでの手続きも必要になりました。
さらに、オンラインチェックインの時点で夫婦の座席が離れてしまっていたため、カウンターで「隣同士の席に変更できないか」と相談しました。
しかし、結果は満席で座席変更はできず、そのままバラバラの座席での搭乗となりました。
この経験から得た教訓
短距離のLCC的な運航をしているBAの便では、座席の自動割り当てが必ずしも同行者を近くにまとめてくれるとは限りません。同じ座席で並んで座りたい場合は、以下の対策が有効です。
- 予約の段階で有料の座席指定オプションを利用する
- オンラインチェックインは開始時刻(通常24時間前)と同時に行う
- 満席が予想される繁忙期は特に早めの対応を心がける
「オンラインチェックインをしたから安心」ではなく、同行者がいる場合は座席指定まで意識しておくことをおすすめします。
搭乗ゲートはターミナル4のサテライト、シャトル移動が必要

搭乗ゲートはターミナル4のサテライトエリアにありました。
メインターミナルからサテライトへは、専用のシャトル(電車のような乗り物)で移動する必要があります。
このシャトル移動があることを知らないと、ゲートまでの距離感を見誤って搭乗時刻に焦ることになりかねません。
出国審査に時間がかかることに加え、このシャトル移動の時間も考慮して、余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。
出国審査は有人ブースで、そこそこ並ぶ

スペインとイギリスはシェンゲン協定の枠組みに入っていないため、EU域内を移動する感覚とは違い、しっかりとした出国審査があります。

今回は有人の審査ブースで、パスポートを提示するだけの簡単なやり取りでした。
会話らしい会話はなく、パスポートを確認して終わりというシンプルなものでしたが、この審査待ちの列がかなり長く、時間がかかりました。
シェンゲン圏内の移動に慣れていると、この待ち時間を想定していないことが多いため、マドリード発ヒースロー行きの場合は、通常のEU域内便より余裕を持って空港に到着することを強くおすすめします。
5. 空港内のグルメ・ショッピングも充実

マドリード・バラハス空港の中には、サッカーファンにはたまらないレアル・マドリードの公式カフェ・ショップがありました。
マドリードらしいお土産を探している方には良いスポットです。

また、スペインの伝統菓子であるトゥロン(ヌガーのようなお菓子)の専門店「Vicens(ヴィセンス)」もありました。
店頭では試食もできたので、実際に一つ食べてみました。

食感はかなり硬めでしっかり噛みごたえがありますが、ナッツがたっぷり入っていて香ばしく、素朴ながらも満足感のある美味しさでした。
想像していたよりも味がしっかりしていたので、そのままお土産として購入しました。
試食できるお店なので、味の好みを確かめてから選べるのも安心なポイントです。
6機内の座席とシートピッチはANA国内線に近い感覚

今回の機材はエアバスA320で、いわゆるナローボディ機(通路が1本のみの小型機)です。

座席配列は3-3列で、短距離路線ではよくある構成でした。
座席に個人モニターは設置されていませんでした。

シートピッチ(座席の前後間隔)については、ANAの国内線に乗っている時とほぼ同じ感覚で、極端な狭さは感じませんでした。
長時間のフライトではないため、モニターがないことによるストレスもそれほど大きくはありませんでした。
エンターテインメントを求める方は、事前にスマートフォンやタブレットに映画・音楽をダウンロードしておくと良いでしょう。
ちなみに、機内の後方ではCAさん同士がずっとおしゃべりをしていました(笑)。
海外の航空会社を利用すると割とよく見かける光景で、日本の航空会社に比べるとカジュアルな雰囲気を感じるポイントの一つかもしれません。
機内サービス:無料の水とお菓子が地味に嬉しい

BAの短距離便では、ジュースなどのソフトドリンクは有料でした。

しかし、往路で利用したイベリア航空とは異なり、無料でお水とお菓子が配布されたのは嬉しい驚きでした。
短距離のヨーロッパ便では「何のサービスもない」ことも珍しくないため、事前に期待値を下げていたところに、ちょっとしたサービスがあると印象が良くなります。
イベリア航空とBAを比較検討している方にとっては、参考になるポイントかもしれません。
配られたお菓子は「ライルズ ゴールデンシロップ フラップジャック」

配布されたのは、緑色のパッケージが目印の「Lyle’s Golden Syrup FLAPJACK」でした。
イギリスの老舗ブランド「ライルズ(Lyle’s)」が作る、サトウキビ由来のコクのあるゴールデンシロップを使ったお菓子です。
- 主な原材料:オートミール(オーツ麦)にバター・砂糖・ゴールデンシロップを混ぜて型に敷き詰め、オーブンで焼き上げたもの
- 食感と味:日本のクッキーやビスケットとは異なり、しっとり・ねっちりとした独特の食感(Chewy)が特徴。オーツ麦の香ばしさとシロップの濃厚な甘みが口いっぱいに広がる
- エネルギー補給に最適:腹持ちが非常に良く、イギリスでは定番のおやつ。エネルギーバー感覚で親しまれている
イギリスならではのお菓子文化に触れられる、ちょっとしたお楽しみポイントでした。
「フラップジャック」自体イギリスでは非常にポピュラーなおやつなので、スーパーやカフェでも見かけたらぜひ試してみてください。
通路側の座席だと現在地がわからず落ち着かない
今回の座席は通路側だったため、窓の外の様子を見ることができませんでした。
個人的には「今どのあたりを飛んでいるのか」を確認しながら搭乗するのが好きなタイプなので、これが地味にストレスでした。
フライトの位置情報が気になる方は、以下のいずれかの対策をおすすめします。
- 座席指定オプションで窓側を確保する
- 機内誌やシートポケットにルートマップが記載されている場合は事前にチェックしておく
ヒースロー空港到着後、eゲートで入国はわずか30分

マドリードを出発してから約1時間50分でヒースロー空港に到着しました(スケジュール上は12:00発13:30着ですが、実飛行時間はこの程度でした)。
ヒースロー空港では、日本国籍のパスポートを持っていればeゲート(自動化ゲート)を利用できるため、入国審査は非常にスムーズでした。

飛行機を降りてから、預け荷物を受け取り、空港の外に出るまでにかかった時間は約30分。
有人審査に比べると格段に早く、ストレスなく入国できました。
イギリス入国時にeゲートが使えることを知らない方も多いので、これから訪英する日本人旅行者にはぜひ知っておいてほしいポイントです。
まとめ|マドリード→ヒースロー移動で知っておきたいポイント

最後に、今回の体験を踏まえた注意点・アドバイスをまとめます。
- 空港入場時に航空券の提示が必要なので、すぐ出せるようにしておく。
- オンラインチェックインをしていても満席時は同行者と席が離れる可能性がある。並んで座りたい場合は座席指定オプションの利用を検討する。
- シェンゲン協定外のため出国審査に時間がかかる。余裕を持って空港に向かう。
- 搭乗ゲートがターミナル4のサテライトエリアにある場合、シャトル移動の時間も計算に入れる。
- 空港内にはレアル・マドリードのショップやトゥロン専門店など、スペインらしいお土産探しができるスポットがある。
- BAの短距離国際線は座席にモニターはなく、シートピッチはANA国内線程度。エンタメは事前準備がおすすめ。
- ドリンクは基本有料だが、軽食・水が無料配布されることもある。
- 飛行中の現在地を確認したい人は窓側座席の確保を検討する。
- ヒースロー到着後はeゲートを使えば入国はスムーズ。到着から空港外まで約30分が目安。
日本の航空会社のように飲み物を選べたりといったきめ細かいサービスと比べると、正直なところ物足りなさを感じる部分もあります。
とはいえ一応は国際線ということもあり、往路のイベリア航空とは違ってお水とお菓子(ライルズのフラップジャック)が配られたのは、率直に嬉しいポイントでした。
期待値を下げていたぶん、ちょっとしたサービスのありがたみを感じる瞬間でした。
短距離路線だからこそ「大きなトラブルはないけれど、知らないと戸惑う細かいポイント」がいくつもある今回のフライトでした。
これからマドリードからロンドンへBAで移動する方の参考になれば幸いです。

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